病院概要
病院名 | 医療法人社団 旗の台病院 |
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住所 | 〒142-0064 東京都品川区旗の台5-17-16 |
電話番号 | 03-3781-1108 |
診療科目 |
内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科 外科、消化器外科、脳神経外科、整形外科、リハビリテーション科 |
許可病床数 | 60床 |
取扱保険 | 国民健康保険、社会保険、生活保護、労災、後期高齢 原爆、結核、身体障害者福祉法、精神保健法、その他 |
ご挨拶
小西 正洋 医学博士
慶應義塾大学医学部 消化器内科(医学研究科・大学院卒)出身
専門:内科学一般・消化器内科・肝臓病内科
日本内科学会認定内科医、日本消化管学会(胃腸科)専門医:指導医
旗の台病院は脳神経外科領域の専門病院を前身として、荏原地区の二次救急病院として急性期病床を有しておりますが、昨年春以降、新しい診療方針に基づき、医師を含めた幹部スタッフの大幅な入れ替え、入院・外来・リハビリテーション等院内設備のリフォーム、電子カルテの導入、医療連携室の拡充、院内検査の迅速化(PCR・LAMP院内検査)、などを矢継ぎ早に実施して参りました。
旗の台病院は地域医療を担う病院であり、何より「地域の皆様に信頼される」病院として新生することが至上命題であり、①質の高い医療、②安心・安全な入院療養環境、③患者様に対する丁寧で可能な限り迅速な対応、を提供することに、職員一同、専心して参ります。
森川 健太郎 医学博士
平成9年 昭和大学医学部卒
日本救急医学会専門医
日本集中治療医学会専門医
日本脳神経外科学会専門医
令和3年7月5日 院長代理
令和3年10月4日 院長就任
令和3年10月より小西正洋院長より引き継いで院長を拝命致しました。
旗の台は、大学2年時より馴染みの深い街です。学生の頃には、旗の台駅南口は駅構内で線路を横断して出口に出ており、北口は大井町線から直接道路に降りることができていましたが、最近は大きく変わりました。自分自身も、今までは昭和大学病院救命救急センターを主として大きな病院の救命救急センターとして地域の医療を担って参りましたが、当院では更に地域に近い立場から救急医療を展開する立ち位置に変わりました。
このコロナ禍の中、幾度もの波に曝され、当院もコロナの患者さんを受け入れており、その変化に対応できるよう小回りの利く医療を展開するとともに、前院長の方針を引き継ぎ、大病院に運ばれるような重症の急性期医療を経た後のご自宅に返す前の調整や、往診や訪問医療からの状態悪化に応じた急性期医療を展開して参ります。転院されるまたは、転院頂く患者様・ご家族様におかれましては、移動に際してご負担をおかけすることになることは重々承知しておりますが、急性期医療は以前の自院で完結していた時代から、多くの医療機関との連携を図って医療を展開する時代に変わっておりますため、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
高齢化社会を迎え、医療自身も治ることを目標として、全面的に医療資源を投入することが善ではなくなっています。患者さん本人のご意向を踏まえ、より良き方針を立てられるよう医師だけではなく、院内多職種で治療方針を検討して参ります。入院中に様々な職種が本人・ご家族に携わります。患者さん本人のお考えにありますこと、分からないことにつきまして、やり取りを重ねて治療内容に反映していきたく考えるものです。
そのような地道なやり取りこそが、地域の皆様から頂く信頼につながるものと考え、職員一同専心して参ります。
小原 賢司
整形外科は骨折に代表されるような急な外傷がイメージですが慢性的に起きる損傷もありカバーする範囲は多岐に及びます。また、損傷も骨のみにはとどまらず、周囲の筋肉、靱帯などの軟部組織にも及びます。勿論関節も肩から足にかけて多くありそれぞれの特性があり機能を理解することも必要です。以上を踏まえて実際の臨床の場で皆様のお役に立てるようお手伝いが出来ればと思います。
私は元々肩・肘を軸に上肢を専門としてまいりました。例としては野球肘に代表されるようなスポーツ疾患から筋肉、腱板の損傷、軟骨変性による変形性関節症などです。状況により投薬や注射、手術の様な適切な治療を選択して皆様の悩みを一緒に解決していきたいと考えております。また最近は健康寿命も延びてきており骨粗鬆症への関心はとても高いものと考えます。当院では検査の上皆様の状態に合わせた骨粗鬆症治療も行っておりますのでこちらに関してもお気軽にお声がけください。
また当院は手術室を一新しました。これにより手術中の清潔度合いが格段に進歩し人工関節の様なより清潔な環境が必要な手術にも対応可能となっておりますので手術に関してもご相談下さい。
日常生活の痛みの改善に努めてまいりたいと思います。是非とも整形外科の受診をお待ちしております。
樋口 裕恭
初めまして。私は総合診療科の樋口裕恭と申します。まずはじめに簡単な自己紹介をさせて頂きます。昭和大学卒業後は昭和大学病院総合診療科および救急診療科を経て、当院の総合診療科に2022年から就任しました。専門は家庭医療(総合診療)になります。
「家庭医」とは地域住民の健康のために働く総合診療医です。病気だけでなく健康な人も、子供から高齢者までその人をずっと診ることを目標にしています。総合診療は、「患者さんを多角的に診ること」、「家族や生活背景まで診ること」、「地域全体を診ること」を含みます。地域全体で診るためには、地域の医療・介護・福祉などと連携して、最適なサービスを提供することも重要です。また近くで、何でも、いつでも相談できる医者が総合診療医となります。例えば、転んでケガをした、熱が出た、糖尿病、眠れない日が続く、認知症、禁煙したい、予防接種のすすめ、介護相談をしたい、住み慣れた自宅で療養したい、などの相談に対処します。私も旗の台病院で皆様にとって、気軽に何でも相談できる総合診療医になれるように努力して参ります。
フロアマップ
看護部
看護部ごあいさつ
患者さんにとって「傍にいて欲しい人」は誰か。
「ここに入院して良かった」と思っていただける様にするには、私たち看護部職員は何をすればいいのでしょうか?
できない理由を考えず、出来るようにするためにどうしたらいいかを考えることが大事だと考えます。
「常に考えて行動する看護部」をモットーに、職員が満足して働ける環境づくりを行います。
今後も救急病院として、困ったときの「旗の台病院」、地域から愛される病院として地域の医療を担っていきたいと存じます。
看護部目標
「ここに入院して良かった」と思っていただける様にするには、私たち看護部職員は何をすればいいのでしょうか?
できない理由を考えず、出来るようにするためにどうしたらいいかを考えることが大事だと考えます。
「常に考えて行動する看護部」をモットーに、職員が満足して働ける環境づくりを行います。
今後も救急病院として、困ったときの「旗の台病院」、地域から愛される病院として地域の医療を担っていきたいと存じます。
『看護師としての誇りを持ち、患者さまから
信頼される優しい看護を実践する』
基本方針
- 1. 患者さまの立場となり、ご意向を尊重した看護ケアを提供します
- 2. 安全・安心した入院生活が過ごせるように援助します
- 3. 看護の役割を発揮し、多職種と協働してチーム医療を担います
- 4. 地域の医療・福祉機関と協力し、住民の地域生活を支えます
- 5. 看護の専門性を高め、やりがいが感じられる職場環境を築きます
- 6. 専門職として、自己研鑽し成長することに努めます
看護体制
病棟の入院基本料は10対1です。
看護方式はモジュールナーシングで勤務体制は2交替制です。
教育方針
看護部理念を実現するために、看護職個々の学習ニーズや目標を尊重し、自己研鑚力を高められるようなキャリア開発を支援しています。キャリア支援として、キャリアラダー制度(※)を導入しています。また、キャリアラダー制度※と連動し看護部年間教育計画に沿った研修を実施し、看護知識・技術を伴った人材育成教育に力を入れています。
※【キャリアラダーとは】
臨床実践能力を「看護実践」「管理」「教育」「研究」「接遇」の5領域分け、新人(Ⅰレベル)から4レベルのそれぞれの目標達成に向けた、行動目標を明確にし、評価を行っていきます。看護補助者、クラーク用のラダーもあります
年間教育企画
ラダー毎の年間スケジュールを作成し、計画的に教育を行っております。
また、東京都看護協会主催の研修を中心に、院外研修にも積極的に参加しています。
その他支援・活動
当院ではブランクのある方に個別教育計画を実施し、看護職として安心して働けるよう支援を行っております。お気軽にお問合せください。
各部署の紹介
外来
外来では各科の診療の補助のほかに2次救急対応や、内視鏡の介助も行なっています。患者さまの不安や困っていることをできる限り早く対応できるよう心がけています。また、「地域に根差した病院」をモットーに、患者さまが気軽に病気や予防のためのアドバイスなどが質問できる雰囲気づくりを大切にしたいと思います。
病棟
病棟は42床、看護基準10:1の一般病棟であり、脳神経外科・外科・内科・整形外科等の患者さまが入院しています。
入院時より医師・看護師・メディカルソーシャルワーカー・薬剤師・リハビリスタッフ・栄養士をはじめ他職種と連携をし、患者さまやご家族さまが治療後、安心して退院できるようチームで検討しています。
近隣病院からの転院の受け入れも多く、様々な疾患を持つ患者さまに対応しています。
また、当院は2次救急指定医療機関であり、緊急入院も多い中で入院・退院の対応、検査・処置や手術前後の看護業務など多岐にわたります。その中でもスタッフは積極的に研修に参加しており、自己のスキルアップを図るとともに、患者さまに安全で安楽な看護の提供ができるように自己研鑽しています。
病棟スタッフは明るく、アットホームな雰囲気の病棟です。スタッフの年齢層は20代~60代と幅広く、新人看護師をはじめ、新卒採用者にも個別性を取り入れた教育計画に沿った指導を行いながら、不安なく業務に入っていけるように配慮しております。
手術室・中央材料室
当院は脳神経外科及び整形外科を中心に手術を行っています。新たに整形領域にも対応可能な手術室として、令和5年7月よりリニューアルいたしました。今後も、患者さまが安心して、そして安全かつ円滑に手術を受けていただける様、スタッフ一同取り組んでまいります。
中央材料室は、患者さまに、安心・安全に医療材料が使用できるよう、医療器材の洗浄・滅菌業務、医療材料の管理を行っています。
コ・メディカル部門
放射線科
放射線(X線)を用いた一般X線撮影・CT検査・血管撮影検査や磁気を用いたMRI検査を行っています。
院内だけでなく、近隣の医療機関からのご依頼にも対応させて頂いております。日々、患者さまが安心して検査を受けられるよう心がけています。
臨床検査科
日々、精度管理を行い、正確なデータを迅速に提供し、患者さまの治療へ役立てるよう努めています。
患者さまの病態を把握し、快適に検査を受けられるよう、患者さまの立場に立った検査環境づくりを目指しています。
薬剤科
調剤・医薬品の管理、医薬品情報の収集や発信及び薬剤管理指導業務(服薬指導)など、様々な業務を担当して「医薬品の適正使用」に貢献することを目指して毎日各業務に取り組んでいます。
栄養科
各疾患に応じた適切な栄養管理を行い、入院患者さまの健康と社会復帰をサポートします。
入院患者さまへは治療の一環として、安全で美味しいお食事を提供しています。また、季節感のある食事を楽しんでいただけるように、行事食にも力をいれ、喜ばれるお食事の提供に努めております。
その他、外来・入院の患者さんに対して、管理栄養士による栄養食事指導を実施しており、患者さまの治療を食事の面からサポートさせていただきます。
リハビリテーション科
急性期から早期のリハビリテーションを実施することで、入院中の廃用を予防し、運動機能や日常生活動作能力の改善を目指しています。運動療法を中心に、物理療法なども併用しながら、患者様の身体機能に合わせて、個別リハビリテーションを計画し、提供させていただきます。また在宅復帰を目指して、必要に応じて家屋評価や環境調整等も行っています。
当院では主治医が必要と判断した方や手術後の患者様に対して外来リハビリを行っています。終了目標や期限等を設定して、リハビリを提供させていただきます。
検査機器
X線撮影装置
X線を目的とする部位に照射して、組織によって減弱される差を利用し、その部位の状態や形態的な変化を観察する装置です。撮影部位によって異なりますが、検査時間は5分〜数十分程です。胸部や腹部、整形外科領域では必須の基本的な検査です。
16列マルチスライスCT
検査時間は、単純検査(造影剤不使用)10分程・造影検査30分程です。
X線を体に照射して、そのデータ量の差をコンピュータ処理し、体の内部を輪切りにしたイメージ画像を作成することで、さまざまな病変を検出する方法です。特に胸部や腹部の病変の検出には、大きな効果があります。
1.5テスラ MRI
MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。高速撮像法を用いることによって、撮影時間が短縮され、以前よりも負担の少ない検査を行うことが可能です。
脳血管撮影装置
血管造影(angiography)とは、カテーテルと呼ばれる細い管を目的の臓器まで挿入し、造影剤を注入して血管の状態を動画撮影します。動脈瘤の有無、血管の狭窄や閉塞を立体的に表示する事によって正確な診断を行うことが可能です。
内視鏡
胃内視鏡検査は、鼻や口から体内にビデオカメラを挿入し、医師が正確な診断を下せる検査方法で、胃がんの早期発見に大きな効果があります。
大腸内視鏡検査は、肛門から体内にビデオカメラを挿入し、医師が正確な診断を下せる検査方法で、大腸がんの早期発見に大きな効果があります。
超音波診断装置(エコー)
超音波検査(エコー検査)とは、超音波を体に当てて、その反射を映像化することで内部の状態を検査する画像検査法です。
当院では、多様な臨床現場で使用できる超音波診断装置で、肝臓・胆道・膵臓・腎臓・消化管といったお腹の中の臓器全般から、心臓や血管・乳腺・甲状腺、関節・筋肉・腱などの検査を行っています。
心電計
心臓は微量の電気を周期的に発生しています。その電気が心臓の筋肉を伝わることによって、収縮・拡張し、その力で全身に血液を送っています。心電計は、その電気の状態をチェックして、心臓が規則正しく動いているか、心臓の筋肉に傷害がないかどうかなどを確認する検査機器です。
脳波計
脳が活動すると、脳の中には微弱な電気が流れます。その電気的な変動を頭部につけた電極でとらえ、波形として記録し脳の働きを調べる検査機器です。
スパイロメーター
大きく息を吸ったり吐いたりして、肺の機能を評価する検査機器です。
年齢、性別、身長から算出された予測肺活量に対して、あなたの肺活量が何%であるかを調べます
ピコプラススモーカーライザー
喫煙による一酸化炭素の体内への取り込み状況を、呼気中の一酸化炭素濃度を定量的に測定する検査機器です。
検査ご希望の方は禁煙外来を受診ください。
医療機器共同利用
『検査のみ』を必要とする患者さまに当院の検査機器を活用していただくシステムです。以下の検査機器がご利用でき、地域の医療機関の先生方より検査のご依頼を承っております。
- CT
- MRI
- 内視鏡
予約専用番号へご連絡ください。
データはCD-Rに書き込みを行い、患者さま本人へ当日手渡しをさせていただきます。
読影レポートが必要な場合、後日紹介元へ郵送させていただきます。
患者さまへの検査結果説明は当院では出来かねますので、紹介医さまで行っていただきますようよろしくお願いいたします。