脳ドック

脳ドックは、脳卒中(くも膜下出血、脳梗塞、脳出血)を代表とする脳の病気を事前に発見することを目的に、個人に対し、診察、検査結果から総合判定を行う健康診断のコースです。MRIやMRAにより、わずかな病変も見つけ出すことができます。事前に食事制限もありませんので、ライフスタイルに合わせて、検査することができます。また、当院は東京都脳卒中地域連携病院に認定されており、地域の医療機関と緊密に連携をとることで、一人ひとりに合った、より質の高い医療を提供することができます。

脳卒中の予防には

脳卒中は自覚症状や前兆はほとんどなく、ある日突然発症し、麻痺や言語障害が残ることもあります。30年前には運命とあきらめられてきたこれら脳卒中の多くは原因が究明され、最新の技術により発症前にリスクの診断が可能です。

くも膜下出血の予防には

脳卒中でもっとも致死率の高い「くも膜下出血」の大部分は脳動脈瘤の破裂によるもので、現在は2-3㎜の大きさの動脈瘤まで診断可能で、破裂前に手術を行うことで「くも膜下出血」は予防できます。
脳動脈瘤のスクリーニングには1.5T(テスラ)MRIによるMRA(血管撮影)検査を行い、症例によってはマルチスライスCTによる三次元CT血管撮影で治療方法を検討します。

脳梗塞の予防には

脳梗塞については、発症時の早期診断と早期治療が重要とされています。事前に動脈狭窄や脳血流低下の診断を受けることで、内服薬やバイパス術、血管形成術で予防できることもあります。
脳梗塞のスクリーニングにはMRIによる潜在的な脳梗塞の診断のほか、MRA(血管撮影)検査で狭窄病変を確認します。

コース案内

頭部MRI・MRA検査と頸部MRAで、脳卒中(くも膜下出血、脳梗塞、脳出血)や脳腫瘍などの自覚症状のない脳血管疾患の早期発見、早期治療を目指すコースです。

検査項目(コース別)

検査項目 スタンダードコース
MRI・MRA(頭部)
MRA(頚部)
問診
所要時間 60分程度
料金 23,000円(税込)
支払方法 現金/VISA/MASTER/JCB/AMEX/DINERS

注意事項
下記項目に該当する方はMRI検査をご受診いただくことができない場合があります。
ご予約の際に必ずご相談ください。

  • 心臓ペースメーカーなどを身につけている方
  • 体内に何らかの金属(インプラント含む)が埋め込まれている方
  • 入れ墨やアートメイクをされている方
  • 妊娠中、あるいは妊娠の可能性がある方

スタンダードコース 詳細

<検査概要>

・脳の検査は、頭部MRI+MRAで行います。所要時間は60分程度です。特に事前の飲食の制限はありません。
・検査で撮影された画像は、日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医が診断を行い、当日説明します。

<受診予約>

・検査3日前の16時まで受付

<検査開始時間>

・月曜から土曜の受診 9時より、最終開始時間は16時30分

<検査結果について>

当日、医師が診断・結果説明を行います。後日、報告書を郵送します。