服薬指導
服薬指導とは、患者さまに適切な薬物治療を提供するため、薬剤師が服薬方法や取り扱いについて説明することです。たとえば、服薬の時間や回数、量、保管方法についての説明に加え、すでに飲んでいる別の薬との飲み合わせや、患者さまの検査数値情報などをもとに、一人ひとりの患者さまが「安全に」薬物治療を受けられるようにサポートするのが「服薬指導」です。
また、患者さまは薬物治療に対するさまざまな不安を抱えているものです。患者さまの話を聞きながら、不安や悩みの解決策を提示するため、薬の知識だけでなく、患者さまと良い関係を築くためのコミュニケーションも必要です。医師の前では身構えて「本音を話せない」患者さまも、身近な薬剤師になら、胸に抱えた不安を話してくれることで、薬物治療の効果に反映されることも、期待できます。